なぜクリスチャン人口1%の壁を越えられないのか?その2

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金沢市・大乗寺山公園


前回の記事の続きです。

歴史家として知られる「阿部謹也(きんや)」という人は、日本の社会にはヨーロッパで見られない独特の概念として、「世間」または「世間体」というものがあり、日本人の行動を支配しているということに注目しています。


阿部謹也プロフィール

1935年2月19日 - 2006年9月4日。日本の歴史学者。専門はドイツ中世史。一橋大学名誉教授。上原専禄門下生で、一橋大学学長、国立大学協会会長等を歴任。
数多くの著作があり、ヨーロッパ、中世ヨーロッパ、日本や日本人に関する「世間論」などが興味深い。


「日本人の歴史意識」(岩波新書、2004年)という本の中で、彼は日本人のうちにある「世間」について指摘し、日本人の精神構造について解説しています。

その精神構造によって「キリスト教が広まらない理由」もおのずと理解しやすくなります。

「私たちは皆『世間』の中で生きている。この『世間』は欧米にはないもので、日本独自の生活の形である。」


「日本には『世間』という人と人との絆があり、その『世間』が個人を拘束しているからである。
私たちは自分の意見を積極的に述べることに得意ではない。
特に全体の意見とは異なる自分の意見を述べることには消極的である。
なぜなら『世間』の中では目立たないことが大切であり、控えめな態度が求められているからである。
服装も態度も『世間』と合わせなければならない。
言葉では個性的な生き方は求められていても、現実には顰蹙(ひんしゅく)を買うのである。
周囲に合わせて生きていく生き方が私たちには求められている。」


「『世間」は日本人一人一人の行動を拘束するものであり、日本人は自分のふるまいの結果『世間』から排除されることを最も恐れて暮らしている」



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確かに、日本にキリスト教が広まらない理由として、「周りの人とうまくやっていきたいから」「周囲と平和を保ちたいから」というのはあると思います。

「キリスト教は素晴らしい。信じるならキリスト教だと思っている。けれども、周りの人にどう思われるだろうか?」というところで引っかかる人が多いのではないかと思われます。


私はクリスチャン同士の結婚をお世話する「Happy Christian Life(ハッピークリスチャンライフ)の会」で、クリスチャン同士の結婚の幸いをお伝えしていますが、その理由の一つもここにあると言えます。

クリスチャンが未信者の人と結婚すると、配偶者や親族に拘束されたり、うまくやっていこうとする場合、どうしても『世間』(未信者の家族、親族)に合わせた生き方を求められてしまうと考えるからです。

すでに結婚している人は、家族の救いを一緒に祈っていますが、これから結婚する若者、
子供たちへは「クリスチャン同士の結婚」を教えることは重要なことだと考えています。






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