【自己責任】という言葉は国を滅ぼす

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2015年1月29日に書いたアメブロ記事より抜粋します。

ちょうど、後藤健二さんが拘束されていた時に書いた記事です。

・・・(ここから)


イスラム国の人質となっている日本人「後藤健二さん」が無事に解放されるよう、続けて祈っています。


この状況で「危険な国にわざわざ行って人質になるなんて、自己責任だ。」というコメントを見かけ、とても悲しく思いました。


自分が後藤さんの立場だったら?

自分の家族が後藤さんの立場だったら?


「危険な国にわざわざ行ったんだから、自己責任」という冷たい言葉を投げかけられたらどう思うでしょう?


「自己責任」という言葉は、自分自身が使う分には構わないと思いますが、「自己責任論」または「自己責任という言葉」を他の人に対して使うとき、非常に「他人事」となり、「自分は一切関係ない」というスタンスを表明することになります。


人生は「選択」と「決断」の繰り返しですから、その選択や決断に「自己責任」が伴うことは周知の事実です。


実際、後藤さんも「自己責任で行く」と行って現地へ向かったそうです。


でも、「拘束された二人にネットで吹き荒れる自己責任論」には、とても残念な思いがして、書き込みを読むのをやめました。


何とも言えない気持ちだったところ、Facebookのお友達の投稿にジャーナリストさんの言葉を見つけ、非常に納得しました。


以下は、Fさんの投稿からの抜粋です。




「気にかかったのは、23日の午後に身代金要求期限を迎えるイスラム国に人質にされている後藤さん、湯川さんお二人の安否です。


特に後藤さんはクリスチャンであり、生まれて間もないお子さんもいらっしゃるとのこと。


政治関係者は「厳しい状況」であることを繰り返しますが、人の手の及ばないところに神様の全能の御手が介入されることを切に祈らすにはおれません。


「自己責任だ」という人もいるそうです。


そんな人にジャーナリストと係るある方の言葉を知って欲しい。


「なぜシリアが危険だと知っているのか。それは現地を見てそれを命がけで伝える人がいたからだ」


人質のお二人はニュースとなりすべての人が知るところです。

クリスチャンの方、神の全能の御手が働いて一日も早くお二人がイスラム国から解放されますよう、心を合わせ祈っていきたいものです。 主の最善を信じて。




■一見、正論のように思える「自己責任」という言葉が、なぜ悲しくなるのか?


・「自業自得」・・・「あなたが悪いんだから仕方がない」という切り捨てる考え


・助けを必要としている人がいても、それを助けない正当な理由とされてしまうこと


・「自分」がそこにはいないこと・・・「自分は絶対にそんな馬鹿なことはしない」とばかりに「自己責任」を突きつける人は、「同じ日本人であり、家族もあり、死に直面している助けるべき存在」ということや、「もし自分だったら・・・」という視点が欠落している。





■「自己責任」という言葉は、いつから聞かれるようになったのでしょう?


私が思うに、「生活保護」や「年金」その他の保障、社会制度に関して政府が発言したことをテレビで見たことが始まりだったように記憶しています。


今後、年金、子育て、介護、医療、様々な場面で「自己責任」がまかり通るようになれば、自分の力でどうしようもなくなる人が増え、国が立ちゆかなくなり、滅びるでしょう。


実際、年金、少子化、介護、医療、いろんな制度がすでに先行き不安な状態になっています。




「自己責任」という言葉を他の人に使う人は、いつか自分に返ってくるでしょう。


「自己責任」という言葉は、弱者を切り捨て、助け合わない社会を作るでしょう。



「自己責任」という言葉をむやみに使わない社会になるように願います。


また、テレビなどで国民に影響を与えやすい政府は特に、「自己責任」という言葉をむやみに使わないで欲しいと願います。


国民の意識や全体的な風潮を変えてしまうからです。




同胞が囚われて、さぞ日本中が困惑していると思ってイスラム国は人質に取ったはずですが、当の日本人が「自己責任」で「我、関せず」では、イスラム国の人たちもびっくりではないでしょうか。


「他の人への自己責任論」が一般化し、定着してしまうと、ますます他の人に関わらない、憐れみも助け合いもない、自力で生きていくしかない国を自分たちで作ることになってしまいます。



人の命がかかっている状況だろうが「自己責任」。



この風潮を定着させてはならないのです。














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