映画「沈黙」サイレンスを観た後に見てほしい動画「勝利者」


「沈黙の映画を見てきた」という壮年男性が感想を聞かせてくださいました。

声を詰まらせ、目に涙をためて、一生懸命、話してくださいました。

そしてその方もまた映画については「お勧めしたい。」とおっしゃっていました。


私が「沈黙 サイレンス」を見てきたのは水曜日ですが、週の後半、通常のいろいろな活動をしながらも、ずっと「沈黙」の映画のことが心に残りながら過ごしていました。

それほど心に衝撃を受けた映画だったのだと思います。

帰宅して、家族に「映画どうだった?」と聞かれても、「・・・うん・・・。」というのが精いっぱいで、何とも言えない気持ちをどうしていったものか…と思い、無性に讃美歌が聞きたくなって讃美歌を聞きあさりました。

何とか心に平安を取り戻したかったのです。


その中で偶然見つけた「勝利者」という曲が目に留まりました。

「勝利者」というタイトルですが、「敗者のために作られた曲」ということで興味を持ちました。

テレビの「誰も知らない泣ける歌」という番組で紹介されたものです。

人生における勝利者とはどういう人なのかを考えさせられる曲です。

ロサンゼルスオリンピックの女子マラソンで起こった、ある事件がきっかけとなってクリスチャンの「小坂忠」さんによって作られました。


「勝利者」作詞・作曲;小坂忠

極度の脱水症状になりながらもゴールを目指し、棄権しなかったアンデルセン選手の姿は、会場が大きな感動に包まれ、ニュースなどで日本にも伝わりました。

「1位を取るためだけに走るんじゃない。一人の人の心に感動を与えられたら・・・。」とインスピレーションを受けて作られたのが「勝利者」という曲です。


勝利者はいつでも 傷つき悩みながら
それでも前に向かう


傷つき悩みながらも前に向かう、それが本当の勝利者だと、この歌は歌っています。

マラソンとキリシタンの歴史にまつわる話とは全く別物のようですが、意識がほとんどなく弱々しい状態でもゴールをめざし、棄権しなかったアンデルセン選手の姿は、長崎のキリシタンたちの姿、クリスチャンの姿と重なると思いました。

1位、2位、3位の金、銀、銅のメダルをもらえたわけではない、順調に走ったその他大勢の選手でもない、誰もが一番なりたくない「ビリ、最下位」だったけれども、他の誰よりも心に残ったアンデルセン選手。

私もこのシーンを見たことがあると思いだしました。



2008年10月28日放映、日本テレビ「誰も知らない泣ける歌」で紹介された時の内容はこちら。(動画の時間;約10分)

歌は動画の6分くらいから始まります。






「どんな力も神の愛から君を離すことなどできない」


遠藤周作の「沈黙」には、人間の弱さと(*)「日本泥沼論」(参照;論文・小説「沈黙」論 小畑進)が「これでもか」と立て続けに突きつけられるため、映画の内容を真剣に受け止め、当時のキリシタンに感情移入する人ほど「心のケア」が必要なレベルまで落ち込む可能性があります。

(*)「日本泥沼論」とは、日本での宣教や日本でキリスト教の信仰を持つことはあまりにも難しく、キリスト教は「日本」という国に敗北している、敗北したのだという考えを盛んに登場人物を通して語られていること。


映画を見た後、私は「弟子となしたまえ」などの聖歌、賛美歌が思い出され、平安を取り戻そうとしました。

しかし、たまたま見つけたこの「勝利者」という曲の中で、「どんな力も神の愛から君を離すことなどできない」という歌詞の部分に、非常に慰めを受けました。


死を目の前にしたら、自分も屈してしまうのか…と考えただけで哀しくなります。

拷問や肉体的な苦しみには「耐えられない自信」しかありません。

けれども、この曲を通してローマ人への手紙の言葉を思い起こしました。

「死も、いのちも、・・・そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」と。



私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか。患難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。
「あなたのために、私たちは一日中、死に定められている。私たちは、ほふられる羊とみなされた。」と書いてあるとおりです。
しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。
私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」
ローマ人への手紙8章35~39節



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