小説「沈黙」論(論文)小畑進


映画「沈黙」が公開され、感想もずいぶん出ているようですね。

そして、見た人の感想も様々…。

クリスチャンの中でも、意見や感想が分かれる内容の作品です。

「沈黙~サイレンス~」は、金沢ではあまり長い期間上映されないような感じなので、どこかで時間を作らないと見に行けません。

いつにしようか・・・。


本当は映画を見る前に「沈黙」の原作を読み返したいと思っていたのですが、読むのはやめました^^;


代わりに東京基督教大学の教授だった故・小畑進牧師が書いた論文が手に入りました。


IMG_6456.JPG


ぱらっと読んだだけですが、私にとっては遠藤周作の原作よりも意味があると感じたので、原作を読む気はすっかり失せました。

映画は見てきたいと願っていますが…。


昨日の東京基督教大学・支援会のために来てくださった中澤秀一先生が、東京基督神学校長の山口陽一先生より受け取り、届けてくださいました。感謝。

普通は手に入らない小畑進先生の論文が手に入り、レア感もあって喜んでいましたが、その後、東京基督教大学が論文を公開し、誰でも読めるようにアップされています。


東京基督教大学ホームページの文章より

「マーティン・スコセッシ監督の「沈黙-サイレンス-」の全国ロードショーが、1月21日から始まり話題となっています。
本学の前身校である東京基督神学校の名誉教授、故小畑進先生の「遠藤周作著小説『沈黙』論」(『基督神学』4号、1988年)は、プロテスタント神学の立場から書かれた出色の「沈黙」論であると思います。
フィレイラの「顕偽録」から説き起こし、3つの問題点(1、神への忠誠か隣人への愛情か 2、強者に対する弱者の救い如何 3、日本の体質は基督教に向くか)に聖書から応答する小畑氏は、結論のところで以下のように言っています。
 「題名の「沈黙」とは、沈黙せる神の「沈黙」ではなくて、自分が語るために神に強いた沈黙の「沈黙」ではありませんでしたか。むしろ題名を「饒舌(じょうぜつ・・・よくしゃべる、おしゃべり)」にしたら、とも思うのですが。」





小畑進先生のプロフィール

1928年11月9日生まれ - 2009年11月26日死去。
早稲田大学大学院文学研究科卒業、大正大学仏教学科卒業。
キリスト教の信仰を持つ前に比叡山で修行し、僧侶の資格を持っていた。
現東京基督神学校卒業、同神学校の名誉教授、東京基督教大学でも講師だった。

・・・


小畑先生は、私も在学中に少しだけ習いましたが、極度に視力が悪かったようで、本はいつも虫眼鏡を使って読んでいました。

駅前で、仲の良かった男子学生だと思って蹴りを入れたら、全く違う人だったという、おちゃめなエピソードが残っています。

あとは、明るい性格の学生を捕まえて「○○君、君は明るすぎる。月はな、影があるから美しいんだ。」と言った話も、確か小畑先生のエピソードだったような…。




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